SNZKの世界分散株式投資

30代前半から米国メインの世界分散株式投資でメイクマニー。

債券価格と株価の相関: 国債が上がると株価は下がる?

1月末からの米国株式市場調整局面入りになった利上げについてのエントリー、今回は国債と株式市場の相関関係をまとめます。

FF金利(短期金利)と長期国債の利回りは必ずしも比例しない

前回も書きましたがFRBの決定するFF金利が上がると長期国債も上がる、と一概に言えるものではないようです。
長期国債(10年)は名前の通り10年後まで解約はできません。=流動性が低くなる代わりに同じ期間だけ3ヶ月国債を回したときよりも少しだけ利回りが上がるのが基本です。
しかしながら、短期債が例えば1%上がったとしても10年後のインフレ率や米国経済状況を予測して決められる利回りは、必ずしも同じように上がるとは限りません。

米国債10年の利回りと米国株価には相関関係は有る

上の短期金利長期金利の利回りの差は置いておくとして、米国10年国債と米国株の相関にはれっきとした相関関係があります。

国債利回りが上がると株が売られる

例えば、10年物の国債の利回りが2.0%と書いてあるとき。100万円分を買ったとしたら10年後に手元に帰ってくる金額は120万円(2%×10年)になります。

たとえば米国株投資をしている日本のブロガーには配当金再投資をして総資産を増やそうとしている人は多いですが、時には株を買っている会社の配当金が減る・無くなってしまうことがあります。GEがダウから外れるかどうかと言われているように個別株ではどうしてもこういった事はおこりえますが、国債ではよほどのことがなければ額面どおりのお金がきっちりと手元に入ってきます。

2017年から2018年1月のような毎日のようにダウが毎日のように最高額を記録する過熱気味の相場では、投資家は反動から来る暴落を恐れます。1月末に国債金利が上がったことをきっかけにより安全な国債に資金を移したことが調整局面入りの原因の一つだったとも言われました。

国債と株価は負の相関

国債の利回りが上がると株価が下がる、という関係を負の相関と呼びます。この相関関係は株と国債だけでなくREITや金、石油やその他商品にもよく使われる言葉です。

相関関係は1が100%連動するもの、-1が完全に逆の値動きになるものとして表現されます。

MUFG: (参考)各ファンドの相関係数

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正の相関(相関係数=+1)

株が1日で5%上がった日に同じように5%上がり、翌日株が10%下がったら同じように10%下がる資産があればそれは相関係数1、完全な正の相関です。

もちろんそんな資産クラスは(たぶん)無いので、これは理論上そういった数値がありますよ、ってことですね。
ただ、上のMUFGのリンク先には全世界株式 : 先進国株式の相関関係が0.997というのもあります。ほぼ完璧に連動しています。

どうでもいいんだけどSNZKのPCでは確実に最初の変換で「性」の字が出てきて焦る。

相関無し(相関係数= 0)

米国株式の上下とはまったく関係のない値動きをし続ける資産クラスがあれば、それは相関係数ゼロと言われます。 完全なゼロではなかった気がしますが金(ゴールド)は株式と相関がないのでいざという時の保険としてポートフォリオに組み込まれることが有る、というのは有名ですね。

負の相関(相関係数=-1)

ここが米国株と米国債が入る部分です。株式と相関係数マイナス1というのは全く逆の値動きをするということ。

実際の暴落時には国債と株式は負の相関とも言えない

上のMUFGで提供する投資信託では国内(日本)株式と国内(日本)債券はマイナスの相関になっています。
比較対象が違うので申し訳ないですが、画像は2007年初頭のサブプライム景気からその後の金融危機どん底までの期間、ダウと国債ETFのBNDの値動きを比較した画像です。赤く囲った部分、水色のBNDも株価ほどではないにせよわずかに下がっています。

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それでも株式に比べれば遥かにマイルドな値動きで、かつ平時は基本的には上がっていくのが債券ということになります。

現代ポートフォリオ理論

この各資産クラスごとに少しずつ違う傾向の値動きがあることに目をつけたのが現代ポートフォリオ理論です。

SNZKはブログのタイトルに「世界分散投資」と入れているのは、今のところこの現代ポートフォリオ理論を信じてアセットクラスを組んでいこうとしているためです。

ポートフォリオの作り方については数多くの参考書籍がありますが、SNZKもまだまだ勉強中でございます。これから少しずつ自分用のメモとしてだけでなく読んでくれる人のためにもなるようなETF/ETNでポートフォリオを作っていこうと思っています。

参考

  • ジェレミー・シーゲルバートン・マルキール著「ウォール街のランダム・ウォーカー」
    ( 思いっきり間違えてました、すみません…)

言わずもがなの古典的名著。「有名なのはいろんなブロガーさんが書いてるから知ってるけど実は読んでないんだよね〜」って人は読みましょう。投資家と節制は大事なペアですが、これからもっとデカイ金を動かすことになるんだし3,000円くらいはまぁ惜しまないでもよくないすか。